この記事は実話を元にしたエンターテイメント小説です
- 筆者の体験に基づくエピソードですが、実在の人物や団体などとは関係ありません。
- 何かお心当たりのある症状を持つ人は速やかな受診をお勧めします。
- エンターテイメントとしてお楽しみください。
「え、大腸内視鏡検査ってそんなにキツいの!?」
痔ろうの治療が本格化する中、次に待っていたのは 大腸内視鏡検査。
「胃カメラすら未経験なのに、おしりから…?」と戸惑う間もなく、話はどんどん進んでいく。
朝5時に起きて 2リットルの下剤を飲み干し、覚悟を決めて病院へ。
待っていたのは、 鎮静剤の痛み、腸内をこじ開ける衝撃、そしてポリープ切除。
「これ、本当に耐えられるの?」
ずんだもん全身全霊で挑んだ 前哨戦の全貌、ぜひ最後まで読んでほしいのだ。
▼前回のおはなしはこちら
10年ぶりの悪夢、再び
とりあえず、痔ろうを抱えていることは分かった。何よりもまず、この痛みを何とかしてほしい。
ボクは、おしりの部分がパックリ割れた診察用パンツを履き、診察台に横たわった。
(あれ…?待って。この状況、なんか覚えが…)
悪寒というのだろうか。ゾワゾワとした感覚とともに、10年前に味わった“痛み”の記憶が蘇る。
先生は手際よく準備を進め、躊躇なく麻酔注射をボクのおしりに突き刺した。
痛あぇぇええアアァ!!!!
——完全に思い出したああぁぁァァ!!! 声出るよぉォォォォー!!! 声があぁぁぁぁー!!!
なんでボクは、この痛みを忘れていたんだろう。
フラッシュバックが追い付かないほど、今が痛い。10年の歳月は恐ろしい。
閉じ切っていた穴を再び切開され、勢いよく排膿。そしてようやく、おしりの痛みとしこりは落ち着いた。


おしりカメラ、確定
排膿の治療を終え、今後の方針を伺う。
先生曰く、痔ろうの可能性は間違いないらしい。ただ、痔ろうの治療には本格的な手術が必要で、この医院にはその設備がないため、大きな病院を紹介するとのこと。
さらに、紹介状を出すために必要な検査がいくつかあるそうで、来週、再び受診することになった。
看護師さんからの説明によると、どうやら 「大腸内視鏡検査」 を行うらしい。
(え?大腸内視鏡検査って、あの…?)
内心かなり焦る。だってボク、胃カメラすら未経験。それなのに… 初めてのカメラが、おしりから…!?
思いがけない検査方法に戸惑うものの、話はどんどん進む。
「当日の朝5時から1時間かけて下剤を飲み、9時までに病院へ来てください」
とんでもない激アツ予告が来た。
朝5時!? 1時間かけて下剤!? 出し切ってから来いって言うけど… 止まらなかったらどうするんだ!?
いや、そもそも どんだけ出るんだ?
この時ばかりは本気で震えた——。



疑問しかないのだ…
2リットル
小鳥のさえずりが聞こえる。暦の上では初夏を迎え、とても暖かい5月の朝。
憂鬱な気持ちを抱えながら目を覚ます。
今日はいよいよ 大腸内視鏡検査 の日。不安が止まらない。
医師から指示された下剤の総量は 2リットル 。
尋常な量じゃない。信じられない。大好きなコーラだって1.5リットルを飲むのは一苦労である。
早朝に起きる理由が、ようやく分かった。
さらに、お酒やジュースと違って相手は 下剤 。
どう頑張っても 美味しくなりようがない。


味わうな、飲み干せ
辛い、辛い、辛い…。
無心で、ひたすらにお腹へ流し込む。がぶがぶがぶがぶ。
余計なことを考えたり、インターバルを空けると えずきそう になるので、完全に機械的に飲み続ける。
腸内細菌たちは 強制覚醒 させられ、
「全力で暴れだし、すべてを焼き尽くした——。」



いっぱい出る…のだぁ。。
大ボス、襲来
お腹に不安を抱えながら、恐る恐る車を走らせ病院へ向かう。
どうにか病院へ着いたボクは、いつものように おしり丸出しパンツ を装着。
処置室の診察台の上で 丸くなったボクは小鹿のように震えた。
鎮静剤の注射が始まる。当然 痛い。 いや、 なんかもう全部が怖い。
汗を流し、唇を噛みしめながら耐える。
しかし、この鎮静剤は ただの前座 。
この後に 大ボス が控えていることを知っているからこそ、ボクの緊張は解けなかった。
鎮静剤の注射から、それほど間を空けず 大ボス登場 。
とはいえ、態勢的に どんな姿をしているのかは分からない。
ただ、視線の先には ボスの写すモニター。



こいつでボクの内部をオンエアしていく構えなのだ
メリメリメリッ…!
遂にヤツが 侵入 してきた。
入口を食い破り、こじ開けてくる。
ガチで身を引き裂かれる思いだ。
「痛い…!こわい…!!」
耐性のないボクは ヤツの侵入を固く拒む。
でも… 無理っ!止まらない…!
その先端は容赦なく… 進む!!
するんっ!!
入口のピークを越えた瞬間、ボクの体はヤツを受け入れた——。
「あっ…!あっ…!あぐっ…!!」
うめき声が漏れる。
分かる。お腹の中を進んでいく感覚が。
腸内のカーブや細道を通過するたびに、 チクチクとした痛みが走る。
(やっぱり苦しい…!)
耐えられないほどじゃない。でも、お腹の中を ひっかき回されるような不快感。
苦しむボクをよそに、
「ポリープがあるので、切っとくね。」
と先生。
とてもじゃないけど、 モニターなんて見られない。
ポリープを切除されている感覚はなかった。痛みがないことだけが 唯一の救い だった。
そして、ゴールへと辿り着いた先端は 再び元来た道へと引き返していく。
苦しみに耐え、ボクは 内側から丸裸にされたんだ——。
次回予告
ポリープを切除し、内視鏡という名の大ボスを乗り越えたボク。
だが、これはまだ 序章 に過ぎなかった——。
この続きは次回へ——



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